1月1日、「雪竜」号が南極長城基地に到達。
中国の第28次南極観測隊・内陸チームは「鬼見愁(お化けすらもそれを見たとたん困りはてる)」との異名を持つ丘陵地帯を通り抜け、18日間かけて南極内陸部を1100キロあまり前進した。彼らが目指す南極最高地点のドームAまでの距離は残りわずかだが、内陸チームは現在、前進が困難な軟雪地帯におり、ドームAまでの道は依然として苦難に満ちている。中国新聞網が3日に伝えた。
内陸チームは昨年12月16日に南極中山基地付近の内陸基地から出発したが、出発時には8台だった雪上車が、故障のために5台に減ってしまった。1月2日現在、内陸チームは5台の雪上車でソリ25台(計250トン)を引きつつ、氷と雪の中を前進し続けている。