科学者チームは心筋細胞に熱帯カイコの絹糸で作った三次元フレームをもたせたところ、「カイコの糸の表面のたんぱく質構造は心筋細胞への接着性を促進することができる。
他の繊維組織に比べ若干太く、これが筋肉細胞が表面でよく増殖し、立体的な組織構造を形成できる理由だ。カイコの糸で増殖した筋肉細胞間の関係性は完璧で、まさに本物の心筋のようだ。」という。
歓迎すべき成果だが、この繊維は目下まだ臨床応用段階にいたっていない。同時に、幹細胞を心筋細胞に転換するという難問が残されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年1月31日