オーストラリア最大の航空会社・カンタス航空は8日、主翼のひび割れにより、エアバスA3801機の使用を停止すると発表した。この日、欧州航空安全局は世界のエアバスA380の点検を指示した。
カンタス航空のスポークスマンは、メディアに対し、今回使用を停止したエアバスA380は、今年1月、インド上空で乱気流に遭遇し、数回にわたり大きく揺れ7人が負傷し、うち4人がシンガポールで病院で手当てを受けた。事件発生後、エアバス社はカンタス航空にこの機体に対する点検を要求した。点検で主翼のリムに“小さな亀裂”がみつかった。亀裂が見つかったことを受け、カンタス航空はこの機体の使用を停止し、エアバス社と急ぎ「点検とメンテナンス体制」をとると発表した。