「マンガ大国」日本で、ここまで歓迎されるマンガとは一体どんなものなのだろうか。「脳残君」の正体は、実は中国人で、昨年3月11日の東日本大震災のあと、家族の反対を押し切って、自分の夢を追いかけるため、日本への留学を断行した人物である。日本へ来てからまだ1年も経っていないにも関わらず、彼は勉強の合間を縫って『日在日本』というマンガを描き続けており、既に百万人ものファンを抱える人気者である。
「脳残君」によると、「特別な時にユニークなマンガを届ける、史上初『マンガ留学』ここにあり!留学生活で起こった様々なエピソードを紹介し、『80後(80年代生まれ)』の中国人から見た日本を知ってもらいたい。このマンガは全て実体験に基づいているもので、毎日更新している」そうだ。
日本の中国人留学生の中では「脳残君」はまだ新入りであることは確かだが、この『日在日本』は「史上初の日本留学マンガ」と注目を集めている。これはまさしく、庶民が初めて視野を広げて見た「日本」である。日本での寂しい生活を少しでも楽しむために、故郷の人々に「日本の真実」を紹介したいという中国人留学生の姿がここにはある。