2007年に打ち上げられた「嫦娥1号」は月面に「硬着陸」した。つまりは「月に衝突」したと言うことだ。胡浩氏は、「嫦娥3号は初の国産の『月面車(月面ローバー)』であり、軟着陸を実現させることを目指している。月面には空気がないので、パラシュートを使用することができないため、軟着陸を成功させるにはロケットの逆噴射を使用する必要がある。つまり、月面に近づいた段階で、逆噴射させ、予定地点への安定した着陸を目指す。その後月面ローバーを降ろし、月で様々な科学研究やデータ採取、分析活動を行なう」と述べた。
また、「嫦娥3号」は月面を巡回して調査を行なうものと見られ、「月面ローバーは周辺一体を周り、月面がどのような状態なのかを確かめ、我々が地球から見る様子とはどのくらいの差があるのかを確かめたい」と胡浩氏は言う。
第三期工程月面物質採取