「北斗」衛星測位システムのネットワーク接続が完了すれば、システムの利用者がナビゲーションやメッセージ通信・位置情報を行なうのに必要な時間は、たった数秒であるのに対し、GPSの最初のナビゲーションには1~3分かかる。また、「その他にも、中国の『北斗』は世界では初めて、ナビゲーション、タイムサービス、ショートメッセージの送受信を一体化した衛星測位システムであり、これが北斗システムの市場競争力を高めている」と楊氏は言う。
2020年頃には、全世界をカバーする北斗衛星測位システムが完成する計画である。31機の衛星を持つアメリカGPSシステム、24機の衛星を持つロシアの「クロノスG計画」に比べ、「北斗」はより大規模である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月17日