女性宇宙飛行士にはプライバシーを配慮
男女の違いから、女性飛行士はどのようにプライバシーを守るのか。また、どのような優遇が用意されているのか。厖之浩氏によれば、宇宙船・天宮一号のトイレは男女別になっており、独立した空間が確保されている。宇宙飛行士はシャワーや湯船は用意されておらず、入浴はできないが、体を清めることができる。宇宙で体を清めるには大きな水の塊を自分の頭の上に持ってきて、その水の塊を破裂させたあと、せっけんでこする。そしてまた、水の塊を持ってきてせっけんを流すのだ。
また、女性宇宙飛行士には無添加の化粧品の携帯が許されている。女性宇宙飛行士は宇宙でどのように身なりを整えるのか、想像するときりがない。はじめて宇宙169昼夜滞在をなし遂げたロシアの女性宇宙飛行士、ワレンチナ・テレシコワさんは取材に答え「宇宙ステーションでは化粧もできますが、ステーションでは仕事が多くて化粧などかまっていられませんでした。ただ、休日に少し身なりを整えるくらいです。重力がない状態では髪を整えるのはとてもかんたんで髪を梳かせば好きな髪型にできます。しかもずっとそのヘアスタイルが保てて、少しも乱れません。」といっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年6月11日