中国有人宇宙飛行プロジェクトの宇宙飛行士部門総指揮、中国宇宙飛行士科学研究訓練センター主任の陳善広氏は14日、酒泉衛星発射センターで取材に応じ、天宮1号と有人宇宙船神舟9号のドッキング任務で宇宙飛行士は「手動制御によるランデブー・ドッキング技術」「長時間飛行する宇宙飛行士の健康と技術の保障」「ほぼ確立化された宇宙医学の実験体系および関連技術のプラットフォーム」の3つの革新と飛躍を遂げる見通しだと表明した。
陳総指揮は、「今回の任務における技術状態の変化は多く、宇宙飛行士への要求は高い」とし、以下の難点を明らかにした。
1.宇宙飛行士は手動制御によってランデブー・ドッキングを行わなければならず、難易度が高い。
2.軌道上を飛行する時間が長く、初めて10日を超え、宇宙飛行士の体力、精神、操作技術に対する要求が高い。
3.女性の宇宙飛行士が宇宙に行くのは中国で初めてで、これは大きな状態の変化であり、持ち込む物や保障を一部変更する必要がある。
4.新たな実験を行い、実験項目が多く、操作の難易度が高い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年6月15日