四川省成都市の防震減災局が12日に明らかにしたところによると、成都市地震速報システムの構築がこのほど正式に始動した。成都ハイテク減災研究所が速報システムのコア技術を提供する。中国の都市で地震速報システムが構築されるのはこれが初となる。四川在線が報じた。
地震速報システムは、密集した地震速報ネットワークを通じ、地震の発生から破壊的な地震波が到達するまでの間に、地震波よりも速い電波を利用して、揺れの数秒―数十秒前に緊急速報を発表するというもの。
四川大地震の後、成都ハイテク減災研究所は四川大地震の余震域に徐々に速報実験ネットワークを設置してきた。成都市防震減災局地震モニタリングセンター副主任の鄭松林氏によると、速報システムはすでに実験段階から実用に向け転換しつつある。
成都市の防震減災計画によると、同システムの構築は以下の3段階に分けて進められる。