・第1段階は、技術の成熟。一連の検証を通じ、地震速報技術をより成熟させる。誤って速報が発された場合、深刻な影響が出るため。
・第2段階は、都市の重要地点(高速交通システムなど)での試行を段階的に行い、関連の法律法規確立に役立てる。
・第3段階は、一般への普及。
鄭副主任によると、現在はまだ第1段階にあるという。
これらの計画が実現すれば、成都市は初歩的な地震速報能力を備えることとなる。システムが完成すれば、最高で地震波到達の20秒前に緊急地震速報を発することができる。速報は、関連アプリをインストールしたスマートフォン、テレビのほか、ショッピングモール・学校など人の密集する場所でただちに発表される。さらに自動制御システムにより速報が伝達され、地下鉄・高速鉄道などの交通システムは事前に停止する。
成都市防震減災局の責任者は「成都の地震速報システムが完成すれば、中国は日本、メキシコに続き地震速報システムを有する3番目の国となる」と語る。
「人民網日本語版」2012年7月14日