タイムゾーンに基づいて世界各国の時間を変換するのは容易いことではない。しかし、重慶市北碚区に住む涂栄安さん(74)が発明した時計「天下大本鐘(注:大本鐘はビッグベンの意)」があれば簡単だ。この時計なら、世界各地の時間が一目瞭然だからだ。重慶晩報が報じた。
この時計の直径は約60センチ。普通の時計と違う点は、内側と外側に2つの数字盤がある点だ。涂さんによれば、外側の数字盤に示されているのは北京時間。世界各地の時間が分かる秘密は、内側の数字盤にある。
内側の数字盤には反時計回りに24時間が刻まれおり、外側の数字盤の時針と分針が動くのに伴って、内側の数字盤も回転する。内側と外側の数字盤の間には世界の24のタイムゾーンが記されており、時刻を知りたい地域のタイムゾーンを見つけ、矢印が指す内側の数字盤の時間を見れば、その地域の時刻が分かるというわけだ。
「人民網日本語版」2012年10月12日