科技部(科学技術省)「863計画(国家ハイテク研究発展計画)」の重点プロジェクトの1つ、大慶石化公司エチレン製造装置改修・拡張プロジェクト(年間120万トン) が国慶節期間中に稼動を開始した。中国が知的財産権を有する新しいエチレン製造装置(年間60万トン)が、基準を満たすプロピレンやエチレンの生産を開始した。大慶石化公司はこれにより、中国最大のエチレン生産拠点となった。新華網が報じた。
同プロジェクトは、既存のエチレン製造装置(年間60万トン)を基礎に行われた。新設された装置は中国寰球公司と大慶石化公司が共同開発し、中国寰球公司、昆侖工程公司、中油一建、吉林化建などが建設したもので、技術・装置の全面的な国産化を実現、長期的な海外の技術独占状態を打破し、1千万ドルに上る技術導入資金を節約した。
同プロジェクトは国務院の認可を経て2010年9月に着工し、投資総額は129億元。計画を1年前倒しで完成した。
「人民網日本語版」2012年10月11日