人を泣かせることも職業になる。客は泣きながらお礼を言う。信じられないかもしれないが、日本には本当にそのような職業があり、「泣語家」と呼ばれる。涙と関わる活動が日本で人気を呼んでおり、近い将来、「週に1回泣く」ことは日本の「国民のよい習慣」になる可能性がある。日本の「新華僑報」が伝えた。
「泣語」は伝統的な「落語」と同じで、一人で座り、二役を表現するという方法で行われ、観衆の涙を誘う。
今年30歳の馬場翔一郎さんは「泣語家」であり、「泣石家芭蕉」の芸名を持つ。葬儀業も営む彼が人を泣かせる職業を選んだのはなぜか。
5年前、彼は埼玉県入間市で葬儀業を始めた。別れを悲しむ家族だけでなく、悲しんだ後に気を取り直して生活に目を向ける人たちを多く目にした彼は、涙の効果に興味を持った。