米海軍はこのほど、海水を直接燃料に変えるという、科学者を数十年間悩ませ続けた問題を解決したと発表した。
軍艦の燃料への依存を断ち切る
AFP通信の8日の報道によると、米軍の関係者はこのほど、研究の中で画期的な進展を実現したと発表した。研究者は海水から二酸化炭素と水素を抽出し、炭化水素の液体燃料に変化させた。同関係者は、「人類は以前、エネルギーは空気のように、尽きることのない資源と考えていた。しかしこれは間違った観念であり、人類はエネルギー問題を直視し、これを解決しなければならない。人類はこの60年間で、安価で持続可能なエネルギーを探してきた」と語った。同研究に参加した研究者は、「私は海水を燃料に変えるプロジェクトに10年弱従事しているが、最近の進展に興奮している。海水から二酸化炭素と水素を抽出したのは、これが初めてだ。この新型燃料は見た目も匂いも、伝統的な燃料と変わらない」と話した。