北京冬季オリンピック招致委員会主席で北京市長の王安順氏は9日、スイスのローザンヌで開催された2022年冬季オリンピック立候補都市と国際オリンピック委員会(IOC)の陳述交流会に出席した。同氏は、北京がIOCにとって最も信頼できる選択であるという自信を持っており、各ステークホルダーにとっても信頼できるパートナーであることを信じると述べた。
王安順市長は、北京は冬季オリンピックを開催するにあたって生じるであろう各種リスクに対して十分な認識を持ち、評価をしていると述べた。市民の大きな支持、政府の大きな保障、良好な自然条件、豊富な大会開催経験、IOCの委員たちの専門的な指導によって、北京は様々なリスクをコントロールできるとした。
また同氏は、大会を成功させるにせよ、住みやすい都市にするにせよ、きれいな大気が必要であるとし、延慶や張家口は屋外スポーツに相応しいと述べた。同時に、現在も大気の改善を続けており、2013年から5年間で1300億ドルを投入し、大気清浄化の行動計画を実施していると述べた。具体的には、新エネルギー車と環境にやさしい産業の発展や、天然ガスや太陽エネルギーなどの普及を通じて、都市の無煙化を全面実施していると紹介。2022年の北京は、青い空と清い水と環境のある住みやすい都市になっているとアピールした。