同氏は、緑の五輪、科学の五輪、人文の五輪という三大理念が北京の都市長期発展戦略にもなっていると述べた。そして2022年には、北京と張家口における交通、市政、文化、スポーツなどの公共施設はさらに完備し、スポーツを中心にすえた健康的、文明的なライフスタイルが、多くの市民の日常生活に溶け込んでいるとの展望を披露した。現在、レジャーや旅行などエコ産業が発展しており、冬季五輪によって増加する数十万人の就業機会は多くの家庭にとって恩恵になるとし、冬季五輪の推進は都市の持続発展をもたらすウィンウィンの関係にあると述べた。
また北京は伝統があり、開放的で、包容力があり、多様性がある都市であり、張家口の美しいスキー場も独特の雰囲気と活力があるため、全ての来訪者に全く新しい体験を提供できるとした。
陳述を終えた王安順市長は、取材に対し、「IOCからの評価報告を我々は大いに評価する。彼らは北京の招致と優勢面を十分に認めてくれた。彼らの建設的な意見を我々は真摯に研究し、今後さらに磨きをかけ、しっかりと各種招致作業を行っていく。そして7月31日、我々はマレーシア・クアラルンプールでのIOC総会の決定に臨むことになる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月11日