文化の伝承は精神面を重視することが大切
中国伝統文化の精髄は「精神を重んじ、形を軽んず」だと肖鷹氏は考える。「漢服ブーム」は「形を崇拝し、精神を棄てる」ものである。ひとつの民族文化体系から見た場合、服飾もその1つであることを否定するわけではない。しかし同氏は、漢服はひっきょう服飾に過ぎず、「伝統」の表面に過ぎない。そしてすでに時代遅れとなり、生命力を失った。「いま漢服を着ようと考える。地下鉄やバスに乗るのも大変だろう。現代社会での普及は難しい。もし真に伝統を継承させたいなら、中華文化を発展させていく努力をするしかないだろう」。
また肖鷹氏は「文化は多様であっていい。『漢服ショー』はそのひとつと捉えることもできる。しかしこの娯楽的で伝統的な行為が、もし神聖化したら、それは恐ろしいことだ」と指摘する。そのような観点から同氏は、伝統を受け継ぐ際に必要なのは誠意であって漢服そのものではないと考える。「中国伝統文化発揚のために真にやるべきことは、精神の奥を見極めることであって形式的な復古ではない。さもなければ『漢服の復興』で復興するのは、歴史に淘汰された文化の幽霊に過ぎない」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月5日
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