元宵節、中国のカーニバル

元宵節、中国のカーニバル。 元宵節は、人々にとって格別な楽しみだ…

タグ: 元宵節

発信時間: 2016-02-19 11:12:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

陝西省北部では、ガッシリとした男たちが頭に白いタオルを巻いて、腰に掛けた太鼓を打ち合う。それはまるで雷鳴のような力強さだ。東北地方の村に伝わる「二人転」は、二人の男女が歌って踊る茶番劇で、ユーモアがある。山西省の「抬閣」(閣を担ぐ)は、古い戯曲の人物を演じる子どもを長い鉄棒の上にのせ、それを担いで練り歩く。

浙江省、福建省に伝わる「火鼎(火鉢)舞」は、昔の結婚式のようすを演じて興味深い。舅姑が炭火をおこした火鉢を担ぎ、前を歩く。その後ろに新郎新婦と介添えたちがついていく。モジモジしたようすを演じる仲人が、時おり、塩と糠を火鉢に放って、パチパチという音を上げる。観衆たちは、それを見ると押し寄せてきて、仲人の塩と糠を自分の体にまいてもらう。「塩」と「糠」の発音を借りて、新郎新婦の「縁」と「健康」を願うのである。その昔、火鼎舞を踊るときには、村人たちがたいまつをかざし、火鉢から火をつけて家に持ち帰っていた。それで家督を相続し、福を招いたことを示したのである。当時の火鼎舞は、村々をめぐるたいまつのパレードとなっていた。

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