「中国のスーパーコンピューターが大躍進」。ドイツのニュースチャンネルは20日、ランキングで無名の存在だった中国が10年足らずで一躍、世界的なスーパーコンピューターの「疑うことなきリーダー」となったと伝えた。これまでスーパーコンピューターといえばアメリカの先端技術を指す代名詞だった。現在、アメリカはこの分野で中国の後塵を拝するようになった。アメリカ勢は必ずこの地位を奪還しようと考えているはずだ。
これに対し張雲泉氏は、現在中国のチップ設計とシステム構造はアメリカと引けを取らないものになっており、部分的にはアメリカを上回ると述べた上で、ソフトウェアのエコシステムはやや弱く、長い時間をかけてソフトウェアの命令システムとアプリケーション環境を作り上げる必要があるし、さらに自らのユーザー群を構築する必要があるとの見方を示す。これらは非常に手間のかかる行程であり、成功の可否を決めるカギとなるものだという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月22日