複数の海外メディアによると、天文学者は再び生命維持に適した惑星を発見した。1年弱の間に、生命維持に適した5つの太陽系外惑星が見つかったことになる。
この「スーパーアース」は「LHS 1140b」と呼ばれる。岩石質の惑星で、暑くもなく寒くもなく、地球からもそれほど遠くはない。その恒星は地球から40光年離れている。
ハーバード大の天文学者デビッド・チャーボノー氏によると、この惑星は「ゴルディロックスゾーン(生命居住可能領域)」の条件を満たしている。同ゾーン内の放射線量は、生命維持に適度なレベルでなければならない。これは恒星との距離、大気圏の吸収と屈折によって決まる。
適度な放射線量により、星の適度な気温が維持され、液体の水が存在できるようになる。これは生命を育む源泉になる。エネルギーの量も、海洋と火山の活動に影響を及ぼす。
チャーボノー氏は「この惑星は岩石質で、定期的に恒星の前を通過するため、驚きの発見となった。これは専門家が数年後に望遠鏡を使い、そのサイズと質量、大気圏を観測できることを意味する。酸素や炭素が見つかれば、生命が存在する可能性がある」と話した。チャーボノー氏は「これは岩石質と初めて認められた惑星で、スーパーアースに当たる。直径は地球を40%上回り、質量は地球の6.6倍、重力は地球の3倍だ」と述べた。
科学者は現在まで太陽系外惑星を3600個、生命維持に適した惑星を52個発見している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月21日