2年半の取り組みにより、中国重型汽車集団有限公司が開発した水素燃料埠頭けん引車両が先ほど、済南市で正式にラインオフした。同社の韋志海・新エネ車プロジェクト指導チーム長によると、同社は2014年12月に水素燃料車両の研究開発を開始し、カナダ企業と協力協定に署名した。今年5月には初号機の組み立てを完了。現時点ですでに、1カ月以上に渡るフル稼働試験に合格している。韋氏は「当社が水素燃料車両で踏み出したこの一歩は、すでに成功したと言える」と述べた。
この車両はレンジエクステンダー技術を採用し、燃料電池がレンジエクステンダーとなっている。実需に応じ水素タンクを取り付け、運転の各種条件を満たす。完成車は主に水素を燃料とし、動力電池を補助システムとする。3−5分で水素をフル充填可能。動力電池は充電をほぼ必要とせず、電気自動車(EV)の長時間充電の問題を解消。水素燃料技術は従来のガソリン車、EV、ハイブリッド車(HV)に代わる技術案で、既存の産業構造を更新することが期待されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月1日