中国、米国、日本、ロシア、EU、韓国、インドの7カ国が参加する世界最大の国際ビッグプロジェクト、「国際熱核融合実験炉」(ITER、イーター)計画。地上で太陽を再現するとして「人工太陽」と称される核融合実験炉であり、将来的な核融合の実用化に向けての重要な一歩となっている。
安徽省合肥市にある中国科学院プラズマ物理研究所は26日、ITERの大型超伝導電磁石の部品の開発に成功した。
今回、開発に成功した超電導フィーダーシステムは、ITERの部品の中でも最も複雑なシステムの1つであり、
ITERの超伝導電磁石の給電や冷却、計測信号を行う重要なインテグレーションでもある。ITERのホストコンピュータの生命線とも呼ばれ、31のフィーダーからなる。個々の長さは30~50メートル、総重量は1600トン超、計6万個以上の部品からなる。