「AI」の父と呼ばれる、AIベンチャー企業NNAISENSEの共同創設者兼チーフサイエンティストのユルゲン・シュミットフーバー氏は、「AIはいつか人間よりも賢くなるが、人間がこの技術を恐れる理由はない」と話した。
「80年代から現在まで、私はAI分野で数十年働いてきた。しかし私はAIが自分よりも賢くなる日が来るのを信じており、その日が来れば私は退職できる」
テスラモーターズのイーロン・マスクCEOはこれまで、AIに関する恐るべき警告を出している。今年の会議では、AIの危険性は核弾頭をはるかに上回ると発言した。
シュミットフーバー氏はCNBCに対して、「私は彼と何時間も話し、その懸念を払拭しようとした。マスク氏にはAIがいつか人間を超越し、AIもいつか人間への興味を失うと伝えた。懸念があるとすれば、これが人間に類似した存在で、かつ同じ目標を持つことだ。結果的に手を結ぶかもしれないが、過激な競争が展開される可能性がある。これは一種の戦争になるだろう」と述べた。
シュミットフーバー氏の研究によると、AIの95%の研究は、人間をより長寿かつ健康的で楽しくし、人間の生活を改善することに関するものだ。シュミットフーバー氏は残りの5%が軍事研究であることを認めているが、懸念する必要はないと考えている。
「原則的に、心配する必要はない。売り出されるAIは購入者にとって有益でなければ、利益を上げられないからだ」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月20日