多国が6G関連作業に着手 水中通信の実現可能性も

多国が6G関連作業に着手 水中通信の実現可能性も。

タグ:6G 電波のカバー範囲

発信時間:2018-11-04 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 先日開かれた2018年モバイル・ワールド・コングレス・アメリカ ズ(MWCアメリカズ)で、米連邦通信委員会のある官僚は初めて公の場で6G(第6世代移動通信システム)の通信技術に言及した。


 米国だけでなく、中国も6Gの関連作業をスタートさせている。今年3月、工業情報化部の苗圩部長はメディアの取材に対し、中国が6Gの研究に着手したことを話した。


 中米のほか、EU、ロシアなども関連作業を進めている。


電波のカバー範囲が拡大、水中通信の実現可能性も


 動画のメディアにおける地位が高まり、利用に対する要求も高まっている。解像度の高さのほか、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)などの新技術を取り入れるなど、動画技術のより速い伝送速度と処理能力が求められている。これを実現するために6Gは必要である。中国情報通信研究院技術・標準研究所の万屹副所長は、「この新業務がもたらす新市場について、業界も研究中」と述べた。


 4Gは主に直交周波数分割多重技術に頼り、5Gはアンテナ技術と高周波技術に頼るが、6Gはどのような新技術を使用するのか。万屹氏によると、業界内で各種の新技術に関する討論が行われているが、より短いディレイタイム、より大きい周波数帯域、より広いカバー範囲、より高い資源利用率の方向に発展する見通し。また、衛星通信技術、成層圏通信技術と地上技術の融合などの新しい技術プランも検討されている。このような融合技術が開発されれば、基地局を建設できない海や光ファイバーを敷設できない新疆やチベットなどの地域など、電波が入らなかった多くの地域をカバーし、「死角」は減少する。


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