バービー人形が60歳に 若さ変わらず

バービー人形が60歳に 若さ変わらず。

タグ:バービー人形

発信時間:2019-01-03 15:35:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 「中央社」の報道によると、バービー人形は今年3月に満60歳を迎える。しかし顔にシワはなく、少女たちに夢を見させている。玩具業の競争は激しいが、バービー人形の売り上げは群を抜き、年間5800万個売り上げている。バービー人形グローバルブランドマーケティング部門のべナード主任は、「商品が3~5年売れれば玩具産業で成功したと言える。60歳は本当にすごいこと」と話す。バービー人形の誕生日は1959年3月9日で、ニューヨークの玩具展で初公開された。以後、玩具デザイン・製造会社でバービー人形を生んだマテル社は10億個以上を販売した。開発者はマテル社の共同創始者のルース・ハンドラー氏で、愛娘のバーバラがモデルとなっている。べナード氏は、「バーバラの玩具は少なく、人形だけしかなかった」と当時を振り返る。


 遊べる人形が少なかったため、バーバラが演じられる役も制限され、彼女は世話する人や母親になりきるしかなかった。兄弟はゲームで宇宙飛行士、カウボーイ、パイロット、外科医などになりきった。べナード氏は、「ハンドラー氏はバービー人形を通して、女の子たちにどんな人にもなれると伝えたかった。これは1959年の当時は非常に進んだ考え方だった」と話す。バービー人形は登場してすぐに利益を上げ、初年に30万個を売り上げた。


 しかし、バービー人形はその後に女性主義者から批判された。細すぎるウエストや長い足などの体型の比率が大げさだという指摘について、デザイナーのニュエラ氏は「1959年、彼女の体型が誇張されたのは、当時の美学によるものと生地が限られていたため」と説明した。外見の批判を受け、マテル社は何度も改良した。現在は数種類の体型、数十種類の肌の色のバービー人形があり、職業も200種類に及ぶ。


 バービー人形は単なる玩具ではなく、「影響力を持つ人物」にもなり、SNSに多くのフォロワーがいる。彼女はプライベートだけでなく、現代の話題についても見解を述べている。昨年、マテル社は社会運動を発起し、バービー人形を通して少女たちに自信を持ってもらい、性差別の固定観念にとらわれないよう促した。


 マックナイト氏は、バービーのブランドストーリーは若くて自立し、仕事熱心という女性像を築いたと話す。独身で子供がいないバービーは、2カ月後に60歳になるが、変わらず若い。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月3日

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