中国国家航天局副局長で月探査プロジェクト副総指揮の呉艶華氏は国務院新聞弁公室が1月14日に開いた記者会見で、中国初の火星探測を2020年頃に実施すると発表した。中国の火星探測計画の発表は、海外メディアから注目されている。
写真は火星探査機の外観。火星探査機は運搬ロケットから離れ、巡航態勢に入り、火星に到達すると火星に引きつけられ、火星を周回する探査機になる。
米『ワシントンポスト』の14日の報道によると、中国の探査機は1月上旬に月を再び訪れ、嫦娥4号が月の裏側に軟着陸した。これにより、中国は史上初の月の両面に探査機を軟着陸させた国になった。
中国国家航天局の呉艶華副局長は、嫦娥5号月面サンプリング帰還任務は2019年末前後に実施し、中国初の火星探査任務は2020年頃に実施すると話した。
NASAのジム・ブライデンスタイン長官は、「中国国家航天局は素晴らしい科学実験を行っており、米国と中国の宇宙分野には幅広い協力余地がある。我々が協力を深めれば、各国が科学をより知ることができる」と述べた。