独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙は先ごろ、フレデリック・バーグ記者の記事「中国の文芸復興」を掲載した。要旨は下記の通り。
古い伝統が再び若い中国人を魅了している。現代の中国の若者は西側のステータスを超越する自分の世界を探し求めようとしている。これにより中国の磁器の都・景徳鎮が再び予想外の繁栄を実現した。中国の若者の間で磁器碗でお茶を飲むことが流行し始めたからだ。
この世界の磁器の都は現在、新たな興隆の時期を迎えている。これは中国の中産階級がその文化の根源を再発見したことと関連している。
「中国人は豊かになると、まず西側からステータスと地位を購入した」陶芸家で大学教授の黄春茂さんはこう話す。「私たちは20年後、シャネルのバッグで喜べないことを意識した。空虚で、自分たちが何者か分からなくなった。そこで私たちは過去を振り返るようになった」その頃から、中国の茶文化と磁器の復興が始まった。10年前、豊かな若者はスターバックスでコーヒーを飲むことをファッションとしたが、彼らは今やお茶を一つのライフスタイルとし、そのために多くのお金を費やそうとしている。彼らはお茶の見分け方や茶道などの集まりに通っている。陶芸クラスも流行している。これらは大都市で暮らすストレスを解消できる。