元旦後、「年夜飯」(年越し料理)が話題になっていた。「年夜飯はどこで食べるか」「年夜飯に選ぶべき料理」などが熱心に議論されていた。
年夜飯は年越しの一大イベントだ。「魚がなければ席が成り立たない」と言われるように、中国人は南北を問わず、伝統的な年夜飯で魚を丸ごと使った料理を最優先する。新華睿思のデータによると、この「年年有余」を象徴する料理は、年夜飯ランキングで首位を占めている。2位は「元宝発財」を象徴する、元宝の形に似た餃子だ。さらに広東語で「哈」と同じ発音の「エビ」も年夜飯に欠かせない食材だ。
年夜飯は春節の訪れを意味する。「喜び」「お祝い」などのキーワードは、人々の春節や年夜飯への期待を反映している。消費の観念の変化により、「旅先の年夜飯」「オーダーメイド」「オンライン予約」などの新たな形式が登場している。人々はより多くの一家団らんの手段を手にしている。
年末は一家団らんの時だ。どれほど長い距離を移動しようとも、家では両親や家族が期待し待っている。年夜飯は一家団らんの料理であり、何を食べるかは重要ではない。家族そろって仲睦まじくすることに、年夜飯の意義があるのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年1月25日