4月23日は第25回世界図書・著作権デーに当たり、中国外文局(中国国際出版集団)は国際「クラウド読書」イベントを開催し、読書を呼び掛けた。中国外文局の杜占元局長や陸彩栄副局長、同局傘下7社の出版社社長と7カ国の出版人が参加した。
杜占元局長は、外文局は今年7月中旬に第1回「中国国際クラウドブックフェア」を開催すると宣言した
杜占元局長は次のように述べた。今年、新型コロナウイルスによる肺炎の流行が世界の出版業界に大きな衝撃を与えた。しかし感染症に立ち向かう中で、私たちは改めて、読書は人々が危機に直面した際の心の栄養と癒しになると再認識した。各国の出版関係者は世界図書・著作権デーに際し、互いに「クラウド読書」について連絡を取り合い、理解を深め、協力を促した。国際的な協力は時代の主流であり、共に問題を解決していくことは必須である。外文局は世界の出版業界各社と共に、感染症対策という条件の下、世界の出版交流協力の新たなルートとモデルを模索し、新技術によって共同発展を推進したい。
杜占元局長は会場で、中国外文局が今年7月中旬に第1回「中国国際クラウドブックフェア」を開催すると発表した。同展は全て3 D仮想現実技術(VR)が使用され、リアルの展示風景と役割を高度に再現し、海外、そして全世界の出版業界のため時空を超えてつながる展示プラットフォームを構築する。
陸彩栄副局長のあいさつ
陸彩栄副局長もあいさつの中で、次のように述べた。感染が拡大する中、外文局はクラウドプラットフォームを十分に活用し、さらなる発展のために新たな空間を開拓している。前後して「クラウド初版」「クラウド契約」イベントも行ったと話した。また、今日は海外の出版各社と共同で国際「クラウド読書」イベントを行う。本を愛し、本を読み、本を活用する社会の風潮をさらに提唱し、読書を人々の趣味と生活習慣にし、読書を通じて自己研さんし、より明るい未来に向かってほしい。
「クラウド読書」イベントの会場
「人民中国日本語版」2020年4月29日