『ハリー・ポッターと賢者の石』、中国本土で再上映へ

『ハリー・ポッターと賢者の石』、中国本土で再上映へ。

タグ:ハリー・ポッター

発信時間:2020-04-10 13:57:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ワーナーブラザーズは3月18日、「ハリー・ポッター」シリーズの第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』を中国本土で大規模再上映すると発表した。


 具体的な日時は決まっていないが、この情報が伝えられると、感染症の流行で「マグルの世界」に閉じ込められていた「魔法使い」たちは興奮している。


「ホグワーツ魔法魔術学校の制服をすぐに準備して、一緒に楽しもう!」

「夏ではないことを願う。ローブを着たら暑すぎる……」

「死喰い人の勢力に注意しないと!」


    これらの書き込みはハリー・ポッターファンにしかわからない。再上演に対する期待もファンにしか理解できない。


 「ハリー・ポッター」は登場から20年以上で、世界各地で多くのファンを引きつけた。一方、「1つのフィクションの作品、1つのフィクションの世界、これほど多くの人に共感されるのはなぜなのか」と理解できない人もいる。


 これは、社会と繋がるという人々の願いから説明しなければいけない。


 実は、集団に従属し、人と繋がりを持つことは、人間が生まれながらにして持つ本能である。心理学者のマズロー氏は、人の様々な欲求、例えば食欲や睡眠などの生理的欲求、安心の欲求、愛と帰属の欲求、自尊の欲求、自己実現の欲求などがあるが、愛と帰属の欲求は人間の最も基本的な欲求の1つだと話す。


 人々は本来は属さない集団、または「実在しない」集団に同化している可能性があり、これは繋がっているという感覚を得るためである。ネット上で1つの物語を読む際、知らないうちに自分をその中のキャラクターに置き換えたりする。


 『ハリー・ポッター』が構築した魔法の世界は大学や会社のような実体ではないが、心理学者によると、『ハリー・ポッター』の物語を読むだけで、物語に入り込んだ感覚が得られ、読者は自分が魔法の世界の一員になったように感じる。これは「叙述性集団同化説」と呼ばれる。


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