広西チワン族自治区北海市などはこのほど、「取箸行動」を開始し、機関の食堂や農村部の会食場所などで取箸を広く使用し、家庭での食事も取箸を使用し、健康な食事習慣を養うよう呼びかけている。
感染症の流行は実用的だが重い健康を学ぶ機会を与え、不健康な生活習慣を見直すきっかけとなった。
今回の感染症の流行で、新型コロナウイルスは気道からの飛沫感染や濃厚な接触による感染が多く、会話時の飛沫、食事時の唾液などがウイルスの感染源となっている。専門家は、個人の衛生管理を徹底し、マスク着用、手洗い、取箸の使用は交差感染リスクを大幅に低下させることができると話している。
テーブルを囲んで食事をすることは私たちの伝統的な生活習慣の1つだが、箸や杯が接触すればウイルスに感染する可能性もある。取箸を使用するだけで感染リスクを下げることができ、自分と他人への責任であると同時に、残り物を持ち帰る際も気にならず、「食べ残しゼロ行動」にもつながる。
取箸を使用する以外に、マスク着用、こまめな手洗い、ところかまわず痰を吐かない、くしゃみや咳をする際に注意する、定期的な健康診断などは私たちが養うべき健康的な生活習慣である。
今回の感染症の流行をきっかけに、健康的な生活習慣を呼びかけることが重要な意義がある。これらの習慣をつけるには、政府、業界団体、社会組織などの協力が必要で、各自が積極的に参与しなければいけない。今から、まずは自分から、取箸を使用することから始め、健康な生活習慣を続けたい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月14日