北斗衛星ナビゲーションシステムは世界に向けて公共サービスを提供する中国初の重要な宇宙インフラです。このシステムは「一帯一路」の協力国で応用されており、北斗3号衛星ナビゲーションシステムの正式な運行開始に、より多くのユーザーが期待を寄せています。
パキスタンの科学技術メディアの編集長は、「北斗システムは他のナビゲーションシステムより精度が高い。パキスタンではカラチ市の土地の測量や管理、それに農業分野に北斗を応用している」と述べました。
ミャンマーでは田畑や水利関連の測量、製図がきわめて重要とされています。これについてヤンゴン農業当局の幹部は、「北斗システムはミャンマーのような農業国にとってとても大切だ」と述べています。
またタイメディアの報道によりますと、2011年に起きた水害に対応する際、水害対策部門は北斗システムを使って被害状況を調査・監視しました。「メコン川大惨事」(中国輸送船が襲撃され中国人船員13名が殺害される事件)の犯人逮捕にも、北斗システムは貢献しています。
システムの分析、コントロールを研究するロシアの専門家は「世界のユーザーは北斗システムによってその体験を引き上げられるだろう」と評価しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年8月1日