その女性はかつて、顎変形症だった。自分の容貌が原因で大きなコンプレックスを抱き、さらには容姿が原因で教師になるという夢もかなえられずにいた。しかしその一方で、彼女は周囲からの溢れんばかりの愛を受けた幸運な女性でもあった。善意ある人々からの支援を受けて美しく変身を遂げ、夢を実現するための第一歩を踏み出した。中央テレビニュースが伝えた。
幼い時に顎変形症に
努力して教育系の大学に合格
この女性の名前は秋さん、今年23歳、遼寧省葫蘆島市にある小さな村落の出身だ。
秋さんは12歳の時、不幸にも顎変形症を患い、顔に歪みが見られ始めた。さらに不運なことに、秋さんの母親が2013年にがんでこの世を去り、その3年後には父親も交通事故で亡くなった。しかし、不幸が彼女を完全に打ちのめすことはなかった。2016年、秋さんは希望していた教育系の大学を受験して合格。そして抜群の成績で卒業した。
教員免許が取得できず
ボランティアで授業補習を始める
勉強や実習を重ねるうちに、秋さんは教師になりたいという思いを強くした。しかし、関連規定によると、顔面の変形が激しい人は教育職に就くのに相応しくないと定められており、秋さんは教員免許を取得することができなかった。それでも秋さんは求職活動を続けたが、その都度挫折を繰り返した。