英国・ロンドン市はこのほど、2024年にロンドン地下鉄は4Gネットワーク信号の全面カバーを実現すると発表した。この情報が伝わると、英国のネットユーザーからは、「中国の地下鉄は2015年にとっくに4Gネットワークのカバーを実現していて、今は5Gネットワークに接続する地下鉄も多い」との声が上がった。「光明日報」が伝えた。
中国には現在、5G基地局が84万7千ヶ所ある。2021年4月末現在、セルラーネットワークを用いたモノのインターネット(IoT)のエンドユーザーは12億3600万に上り、このうちスマート交通のエンドユーザーの割合が17.8%に上る。
中国民用航空局はこのほど、「中国民用航空次世代航空ブロードバンド通信技術ルートマップ」を発表し、5Gをはじめとする次世代通信技術の民用航空分野における国際標準化の推進に力を入れ、航空機用ブロードバンド無線通信、クラウドコンピューティング、人工知能(AI)、情報セキュリティ技術の融合を実現し、航空機に各種の飛行情報伝達・交換サービスを提供することを明確にした。
これと同時に、通信キャリアも動き出した。中国電信(チャイナ・テレコム)は5G ATG(空対地)ネットワーク建設をスタートしており、計画では今年第3四半期(7-9月)には建設を終え、全国の航空路線網をカバーし、航空機用デバイスの耐空性を同時に達成し、航空機1機あたりのピーク帯域幅が1Gbpsに達するようにして、乗客が1万メートルの上空にいても5G高速通信を体験できることを目指すとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年6月26日