伝統的なフィットネスは通常、インストラクターの経験及び近くからの観察に依存し、インストラクターの指導により標準的な運動を行い目標を達成する。ところが現在のフィットネスはインターネットや、スマートハードウェアのセンサー及びアルゴリズムのサポートを利用する。これによりユーザーの身体の各種指標を取得し、データ分析により運動を指導する。このようなフィットネスの新業態がますます流行している。
携帯アプリでコードをスキャンし、24時間営業のジムのドアを開き、運動し、料金を支払う。成都市にはこのようなシェアリングジムが100店弱ある。従来のジムと異なり、シェアリングジムはセルフフィットネスタイプで、利用回数もしくは利用時間を選ぶ。
成都市のあるシェアリングジムの経営責任者の韓偉氏は、「従来のジムがショッピングモールだったとするならば、このような業態は近所のコンビニに近い。ユーザーは便利に運動でき、自らグループレッスンや個人レッスンなどのイベントに参加できる」と述べた。
新業態には新技術と新装備のサポートが必要だ。潮流網購社区の「得物アプリ」の責任者は、「若者は運動中、スマートデバイスを購入し自身のパフォーマンスを記録・分析しようとする。ユーザーの運動シーンではスマートウォッチやブレスレットが最もよく選ばれる」と述べた。
成都擬合未来科技公司が発売したスマートフィットネスミラーブランド「FITURE」は、「ハード+コンテンツ+サービス+AI」というモデルにより、ユーザーが自宅でいつでも高水準フィットネスコンテンツサービスを受けられるようにする。FITUREの観測データによると、ユーザーの毎月平均の利用回数は14回以上、毎回の運動時間は30-40分で、フィットネスの質向上と効果拡大が顕著だ。
専門家は、「インターネット、ビッグデータ、AIなどの科学技術が持続的にフィットネス業界にエネルギーを与えている。フィットネス新業態の流行はさらに、消費者の多様で高品質な需要を十分に満たす。全民運動の参加のハードルをさらに引き下げ、運動の双方向性と達成感を強め、より多くの人が健康的な新生活を切り開く一助になる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月29日