国家知識産権局知識産権発展研究センターがこのほど発表した、生物育種産業の特許に関する研究報告書によると、世界の生物育種分野の特許出願件数が急増しており、中国がその世界一になっている。
同研究は生物育種産業及び特許技術の発展の現状と趨勢を整理した。分子マーカー育種、生物育種、遺伝子組換え育種基幹技術の特許構造、発展路線、特許リスクを重点的に明らかにした。
報告書によると、国内の生物育種特許出願件数の上位には、北京市、江蘇省、広東省、山東省が名を連ねている。トップ10の国内出願者はいずれも大学及び研究機関。報告書は国内出願者に対して、グローバルな展開を強化すると同時に、既存の大量の特許の産業化方針をさらに明確にし、技術移転・転化を急ぐよう提案した。
同研究は主に三亜崖州湾地区を研究対象とし、同地区の生物育種産業と特許の現状を結びつけて分析し、特許関連の提案を行った。
報告書はさらに大型グローバル育種企業の特許構造を研究し、その知的財産権面での中国の育種業界への影響を研究・判断した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月11日