8日の北京冬季五輪女子フリースタイルスキーのビッグエアにおいて、谷愛凌選手が大逆転を果たし、奇跡的に金メダルを獲得した。中国女子雪上競技で初の冬季五輪金メダルを獲得した。
谷選手は中国の氷雪の歴史を作ったが、これには四川中医整形外科医療サポート専門家(「中医」は中国医学)の力強い支援があった。
四川省整形外科病院主任医師の朱江偉氏は、冬季五輪中国フリースタイルスキーのビッグエア及びスロープスタイルの専門医だ。朱氏は冬季五輪の準備を万端にするため、昨年10月から今年の1月にかけて、チームと共にオーストリア、スイス、米国などを転々とし、選手に医療サポートを提供した。
朱氏と四川省整形外科病院の数人の医療専門家は現在、冬季五輪の現場で中国代表に独特な中医整形外科医療サポートを提供している。
朱氏は、「四川鄭式中医整形外科は、中医骨損傷治療の重要な流派の一つだ。中医骨損傷及び運動負傷の臨床診療において、武医結合・体医結合という独特な学術体系を形成した。これは選手がすみやかに体力を取り戻し、痛みを予防し効果的に治療する上で非常に適している」と述べた。
情報によると、四川省整形外科病院は1950年代より運動負傷予防・治療活動を展開しており、多くの有名選手の診療を行った。北京冬季五輪の準備開始後、同病院はフィギュアスケートやアルペンスキーなどの7競技の国家集中訓練チームに24人の医療専門家を派遣し、現地で医療サービスを提供した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年2月10日