宇宙ステーション「天宮」、中国人の「宇宙定住」の新時代を切り開く

中国網日本語版  |  2022-03-10

宇宙ステーション「天宮」、中国人の「宇宙定住」の新時代を切り開く。

タグ:宇宙ステーション任務

発信時間:2022-03-10 14:03:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国の宇宙ステーションプロジェクトは今年5月より建設段階に入る。完成後の中国の宇宙ステーションは3つのモジュール、2隻の有人宇宙船、1隻の宇宙貨物船で作られる。総質量は100トン弱で、宇宙生命及び生物科学、材料科学、燃焼及び微小重力流体科学、基礎物理などの大量の先進的な実験装置を搭載する。


 全国人民代表大会代表で宇宙飛行士の王亜平氏は、地上から約390キロ離れた宇宙での「出張」がすでに140日を超えている。


 宇宙ステーションのコアモジュール「天和」が昨年4月29日に打ち上げられ、中国による宇宙ステーション任務の新時代を宣言した。中国は同年さらに有人宇宙船と宇宙貨物船を各2隻打ち上げた。宇宙ステーション基幹技術検証段階の打ち上げ任務が5連勝となった。


 宇宙ステーションは宇宙関係者から「宇宙の別荘」と呼ばれている。


 全国政治協商会議委員、中国有人宇宙事業チーフエンジニアの周建平氏は、「我々は宇宙ステーションの構造を入念に設計し、宇宙ステーションがより高い科学・応用能力を持てるようにした。モジュール部分の外には外部プラットフォームを作り、宇宙ステーションをさらに拡大できるようにした」と説明した。


 全国政治協商会議委員、中国航天科技集団有限公司副総経理の李洪氏によると、今年の中国有人宇宙事業は宇宙貨物船「天舟4号」「天舟5号」、有人宇宙船「神舟14号」「神舟15号」、実験モジュール「問天」「夢天」の6回の打ち上げ任務を行う。また軌道上でのランデブー・ドッキング、船外活動、宇宙船帰還任務を実施し、全面的に宇宙ステーションを完成させる。


 国際協力について、宇宙ステーション「天宮」は大きな場を構築する。


 中国有人宇宙事業弁公室は2018年5月、国連宇宙部と共同で、中国の宇宙ステーションをめぐる宇宙科学応用プロジェクトの募集を発表した。2回の選考を経て、17カ国・23実体からの第1陣・9件のプロジェクトが入選した。これには宇宙生命科学及び生物技術、宇宙天文、微小重力流体及び燃焼などの内容が含まれる。今後の協力プロジェクトについても追って募集が行われる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月10日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで