「天宮教室」 中国の科学普及がステップアップ

中国網日本語版  |  2022-03-28

「天宮教室」 中国の科学普及がステップアップ。

タグ:中国の科学普及 天宮教室

発信時間:2022-03-28 11:21:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 3月23日午後、「天宮教室」第3部が予定通り行われ、高度約400キロメートルの地球周回軌道から神舟13号に登場している翟志剛指令長、宇宙飛行士の王亜平氏と葉光富氏が授業を行った。約1時間の授業で、3人の宇宙飛行士は様々な科学実験を実演したほか、天と地を繋いで地上の学生の質問に答えた。今回の「天宮教室」は世界に同時中継された。


 「天宮教室」は2013年6月20日に始まった。当時、神舟10号の乗組員だった王亜平氏は聶海勝氏と張暁光氏と協力し、天宮1号宇宙実験室で中国初の宇宙授業を行い、全国の小中学生6000万人以上に向けて無重力環境の独特な物理現象を実演し、天と地の交流を実施した。その後、「天宮教室」は中国の科学知識普及の一大国家ブランドになった。コアモジュール「天和」の打ち上げ成功に伴い、中国の天宮宇宙ステーションは軌道上建造段階に入り、「天宮教室」はより活発になった。2021年12月と先日の2回の授業に続き、神舟13号の乗組員3人は科学の先生となり、入念に設計された科学実験とその背後の科学道理を世界に向けて実演し、世界各国、特に青少年の科学規律、宇宙の謎の究明に対する意欲を掻き立てた。この過程において、中国の科学普及事業も未曾有のステップアップを遂げた。


 これまでの3回の授業を見ると、「天宮教室」は設計が細かく活気に溢れ、魅力があり、主催者と実行者の真剣度と専門度がわかある。「天宮教室」の授業内容は絶対安全を前提に、宇宙飛行士が操作しやすく、実験効果を観察しやすく、かつ地上とのギャップが大きい内容と項目を入念に選んでいる。


 「天宮教室」は宇宙技術の進歩に伴い進化している。1回目の授業と比べて、その後の2回の「天宮教室」はライブ配信の画質が上がり、音声のタイムラグも大幅に改善された。これは天地データ送信を担う中継通信衛星「天鏈衛星」の発展のおかげである。天鏈衛星は数年前の初代3基から現在5基に増加し、2代目01星の打ち上げに成功している。「天鏈」のデータ送信能力と安定性が大幅に向上し、「天宮教室」の効果も大幅に増大した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年3月28日


Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで