米国東部時間8日午前11時17分、米スペースX社の宇宙船「クルードラゴン」がフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。約21時間の飛行後、国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングした。世界初の民間企業による「全民間人」の宇宙飛行チームがISSに入った。4人の乗客は8日間滞在し、20数件の科学研究及び教育・商業活動などを展開する。
これは米アクシアム・スペース社とアメリカ航空宇宙局(NASA)による商業プロジェクトだ。NASAは、「今回の任務は近地球軌道の商業市場開拓の一里塚であり、宇宙探査の新時代の始まりを象徴する。より多くの一般人が、より多くの種類の宇宙任務に参加できる」と発表した。
この4人の乗客は、元宇宙飛行士マイケル・ロペス・アレグリア氏(63)など、各国の起業家や投資家。
アレグリア氏はアクシアム・スペースの職員で指揮官を担当。その他の3人の乗客は5500万ドルを支払った。
従来の観光を主な目的とする民間宇宙飛行と異なり、今回の任務には確かな科学研究目標がある。4人の乗客はISSの宇宙飛行士7人と共に働く。業界関係者によると、今回の飛行には人類の商業宇宙旅行の意義があるだけではなく、ISSが商業化にさらに一歩近づいた意義があるという。
計画によると、宇宙任務を遂行する乗客4人は今月19日に地球に帰還する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年4月8日