ファンを獲得するため、小林さんは複数のSNSで簡単なかんざしの作り方を発信し、ファン数は現在9万人に達している。「最近はかんざしの注文が増え、月収は最も多いときで2万元になった」と小林さん。
1990年代生まれの漢服リメイクデザイナーの思源さんも小林さんと同じようなアイデアで活動している。思源さんは、「漢服のデザインをして6年になる。最初の2年は主に伝統の漢服をデザインしていたが、現在は漢服要素を持つ普段着に重点を置いている。普段着の方が客層が広く、伝統文化をより広めることができる」と話した。
漢服市場に将来性があることから、資本投資意欲も高まっている。2020年9月、漢服ブランドの「重回漢唐」は株式発行による資金調達と戦略融資を立て続けに行った。2021年4月、漢服ブランド「十三余」の関連会社である杭州達哉文化有限公司はAラウンドで1億元以上の融資を獲得した。
思源さんは、早く自分の漢服スタジオを持ち、多くの人に好まれる漢服をデザインし、中国文化を広めたいと考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月14日