第18回党大会以降で12件目の「三農」(農業・農村・農民)活動を指導する中央1号文書が3日、発表された。農村全面振興を力強く効果的に推進する「ロードマップ」を掲げた。
この「『千村モデル、万村整備』プロジェクトの経験の学習と運用による農村全面振興の力強く効果的な推進に関する中共中央と国務院の意見」と題した文書の全文は、▽国の食糧安全の保障▽大規模な再貧困化の防止の保障▽農村の産業発展水準の向上▽農村の建設水準の向上▽農村整備水準の向上▽「三農」活動への党の全面的な指導の強化――という6つの部分に分かれる。文書の要旨は下記の通り。
中国式現代化を推進するためには、農業のたゆまぬ基礎固めを堅持し、農村全面振興を推進する必要がある。「千村プロジェクト」の発展の理念、活動方法、推進メカニズムを学習・運用し、農村全面振興の推進を新時代・新旅路の「三農」活動の全体的な出発点とする。人民中心の発展思想を堅持し、新たな発展の理念を完全に的確に全面的に貫徹する。地域の状況に合わせケースバイケースで施策し、順を追い一歩ずつ進め粘り強く取り組む。力を集め人々に届き、人々が実感できる一連の実務に取り組み、実質的な進展と段階的な成果を持続的に手にする。
国の食糧安全の保障、大規模な再貧困化の防止の保障をボトムラインとし、農村の産業発展水準の向上、農村の建設水準の向上、農村整備水準の向上を重点とし、科学技術と改革の二輪駆動を強化し、農民の所得増の措置を強化する。農村全面振興で華々しい勝利を収め、暮らしと仕事に適した美しい農村の新たな絵を描き、農業及び農村の現代化の加速によって中国式現代化の建設をより良く推進する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年2月4日