中国国家鉄路集団有限公司の18日の発表によると、同社が中心に実施するCR450科学技術イノベーションプロジェクトが現在、全面的に進行中だ。うちCR450高速列車の試作車の開発が進められており、年内にラインオフする予定だ。
CR450高速列車の開発は、2017年にラインオフした「復興号」中国標準高速列車CR400を基礎とするさらなる技術の進歩で、列車の営業速度が時速350キロから400キロに上がる。
時速50キロの向上が意味することとは?
50キロは単なる数字ではなく、時空距離の再構築だ。研究によると、時速200キロ以上の高速列車の最良旅行距離は800キロ以内。時速300キロは1200キロ前後で、時速400キロは1600キロに延びる。
50キロは高速鉄道産業チェーン全体の質向上と高度化を意味する。1本の復興号はおおむね50万個以上の部品で作られる。これは機械、冶金、材料、電力・電子、化学工業、情報制御、コンピュータ、精密機器など数多くの技術分野を含む。CR450は時速が上がるだけでなく、騒音やエネルギー消費などの環境保護指標もCR400復興号を下回る。これは軽量で高効率な新材料と新技術に大きな応用スペースを提供し、かつ高速鉄道産業チェーンの持続的な質向上及び高度化をけん引する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月19日