中国石油化工集団有限公司(中国石化)は11日、四川盆地深層シェールガス探査に重大な進展があったと発表した。資陽市の「資陽2井」の掘削深度が6666メートルに達し、試掘の1日当たり生産量が125万7000立方メートルに、1日当たりオープンフローキャパシティーが306万立方メートルにのぼった。四川盆地で時代が最も古い、生産量が最大のシェールガス井になった。楽山市の「金頁3井」の掘削深度が5850メートルに達し、試掘の1日当たり生産量が82万6000立方メートルにのぼった。
中国石化西南石油局党委書紀の郭彤楼氏によると、上述した探査の目標埋蔵層はいずれもカンブリア紀のもので、多くの井とエリアで大量のシェールガスが得られた。これは四川盆地カンブリア紀シェールガス探査の進展を象徴し、深層及び超深層カンブリア紀頁岩に埋蔵量を大量に増やす潜在力があることを証明した。これは中国のシェールガス探査及び開発の促進に対して重要な意義を持つ。
中国は現在、米国とカナダに続き3番目にシェールガス商業化開発を実現した国になった。中国石化は2017年に中国初の生産能力が100億立方メートルのシェールガス田「涪陵シェールガス田」を、20年に中国初の確認埋蔵量が1000億立方メートル超の深層シェールガス田「威栄シェールガス田」を完成させた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月12日