アメリカ航空宇宙局(NASA)の月周回衛星「LROC」は月の裏側で、中国の月探査機「嫦娥6号」の着陸エリアを初めて撮影した。米サイトが18日、伝えた。
嫦娥6号着陸機・上昇機コンビネーションは6月2日午前6時23分、中継衛星「鵲橋2号」のサポートを受け、月の裏側にある南極エイトケン盆地の予定の着陸エリアに着陸した。LROCは7日、月の裏側で嫦娥6号着陸機を発見した。写真では明るい塊に見える。
LROCチームは報告の中で、嫦娥6号着陸機の周囲の地形が明るくなっているのは、着陸機のエンジンの始動時の強い噴射が付近の砂塵を吹き飛ばしたためとした。これはその他の月着陸機の周辺の状況と似ている。
LROCのチームはまた、2022年3月3日に撮影された同エリアの写真を発表した。嫦娥6号の着陸前後の変化を示し、探査機の月面での存在を際立たせた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月19日