中国最大の国産無人輸送機である「SA750U」がこのほど、陝西省靖辺県ドローン専用試験空港から離陸したことが25日、分かった。40分の飛行試験中、輸送機の各システム・設備が正常に作動し、コンディションが良好で、輸送機の姿勢が安定し、性能指標が設計基準を満たしていた。輸送機は予定されていた飛行課題を遂行した後、順調に空港に帰還。初飛行は無事成功した。科技日報が伝えた。
SA750Uは中国初の積載量3トン以上の大型無人輸送機で、湖南山河華宇航空科技有限公司が独自に開発し、山河星航実業股份有限公司の戦略的協同推進で完成した。コンセプトデザインから初号機の初飛行の成功まで2年8ヶ月かかった。このドローンに搭載されている900kW級ターボプロップエンジン「AEP100-A」は中国航空発動機集団有限公司が完全に独自に開発したもので、その総合性能は現役の中における国際先進レベルに達している。
同機の離陸重量は7500kg、最大商業積載量は3200kg、最大航続距離は2200km、最大巡航速度は308km、低標高満載離陸滑走距離は400m余り、使用高度は7300mで、貨物室の容積は25.8立方m。
山河星航実業股份有限公司の会長で、湖南山河華宇航空科技有限公司会長、首席専門家の何清華氏は、「同機は完全な前方設計を採用し、異なるシーンに基づき改装でき、拡張性が高い。長方形断面の機体、大きな尾翼、短距離離着陸増強システム、着陸装置システムなどの構造とサブシステムに特別な設計を採用し、貨物の迅速な積み下ろし、無人化による高効率な空中投下、離着陸場所の幅広い適応性などの特徴を備えている」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年8月26日