中国有人宇宙事業弁公室は30日、「中国宇宙ステーション科学研究及び応用進展報告書」を初めて発表した。中国宇宙ステーションの全面的な完成から2年間に渡る、科学研究及び応用の進展を系統的に総括した。
報告書によると、中国は2年間で4回の有人宇宙飛行、3回の貨物輸送・補給、4回の宇宙船機関任務を完了した。5組・延べ15人の宇宙飛行士が軌道上で長期駐留し、計10回の宇宙飛行士船外移動及び多くの応用ペイロード船外移動を行い、多くの船外メンテナンス任務を実施した。宇宙飛行士の1回の船外活動時間の世界記録を更新し、2人の香港・澳門(マカオ)ペイロード専門家を含む第4期補欠宇宙飛行士選抜や、低コスト貨物輸送システム選抜を完了し、開発などの作業を開始した。中国宇宙ステーションは現在、軌道上で安定的に飛行しており、良好な効果を発揮している。
中国有人宇宙事業宇宙科学首席専門家の顧逸東氏は、「中国は鮮明な時代の特徴と中国の特色を持つ有人宇宙ステーション大システムを完成させ、有人宇宙事業の3ステップの壮大な目標を達成した。これは数世代の努力と奮闘の結晶、中国宇宙事業の大きな成果だ。また中国が大規模な宇宙科学、応用、技術研究を行う歴史的なチャンスでもある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月31日