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アジア冬季競技大会、ピンバッジで文化の名刺を交換

中国網日本語版  |  2025-02-14

アジア冬季競技大会、ピンバッジで文化の名刺を交換。

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発信時間:2025-02-14 15:09:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ピンを集め、ピンを展示し、ピンを交換する。アジア冬季競技大会で話題の「ピン」とは何だろうか。国内オリンピック委員会(NOC)サービスチームの助手である、ミャンマー人留学生の陳中華さんは、「哈爾浜(ハルビン)のソフィアのピンバッジを送り、タイのゾウのピンバッジをもらった。ピンバッジの交換ブームは文化のパーティーのようで、各国及び地域間の文化と感情の交流だ」と述べた。

ピンとはピンバッジのことで、その交換は五輪やアジア競技大会などの国際的なスポーツイベントで長く流行している。選手やスタッフなどは特色あるピンバッジを交換し記念品とする。哈爾浜のアジア冬季競技大会選手村では、言語も肌の色も異なるアジア各国の人々がこの「世界共通」のコミュニケーションの伝統を楽しんでいる。

哈爾浜によるアジア冬季競技大会の開催は今回が2回目で、そのピンバッジに関するエピソードは1996年の中国初の国際的な冬季総合スポーツ大会の開催から始まる。記者はこのほど、第3回アジア冬季競技大会の関連活動に参加した、哈爾浜の民間コレクターを取材した。

「当時はまだピンバッジ交換という概念がなかったが、友人からマスコットキャラクターである豆豆のピンバッジをもらい、現在も大切に保管している」このコレクターが持つ金属のピンバッジはすでに酸化し深緑の斑点が出ている。これは29年の時が刻んだ痕跡だ。

第3回アジア冬季競技大会のマスコットキャラクター「豆豆」のデザインのアイデアは、哈爾浜の農作物である大豆から得られた。黒竜江省は「中華大穀倉」として非凡な意義を持つ。中国の経済、科学技術、文化、製造業などの各分野の急速な発展は、ピンバッジによってより具体的に示される。

今や黒竜江省は「中華大穀倉」や「旧工業拠点」だけでなく、「氷雪の冠」という冬季観光ブランドにより国内外で知られる。大人気の哈爾浜は中国と海外の観光客から「グローバル浜」という名で親しまれている。

第9回アジア冬季競技大会のマスコットキャラクターは可愛らしいアムールトラだ。そのデザインは氷雪や民俗などの文化・スポーツ・観光要素を融合させた。「浜浜」「妮妮」という名前には、「哈爾浜にようこそ」という意味が込められており、アジア各国の友人を歓迎する哈爾浜の熱意を示す。

北京華江文化集団有限公司アジア冬季競技大会プロジェクト総責任者の陳思氏は、「当社は2回の哈爾浜アジア冬季競技大会のオフィシャルグッズのデザインと生産に参加した。第9回は記念品の種類がより豊富になり、18大分類の2279種の商品が発売された」と述べた。

陳氏は、「2回のアジア冬季競技大会の小さな記念品から、中国の文化的自信のさらなる深まりと、科学技術水準のさらなる高まりを実感できる。デザインは自然風景と歴史・人文を示し、さらにグラフェン、AR、AIなどのデジタル技術を巧みに融合させた」と話した。

文化の架け橋により、経済が活性化する。ピンバッジの文化の名刺は、デジタル経済、氷雪経済、クリエイティブデザイン産業の人気を高める。アジア冬季競技大会執行委員会市場開発部の姜玉竜副部長は、「本大会は20社の生産企業と25社の小売企業がオフィシャルグッズの開発に加わった。先行予約販売額は6億900万元を突破した」と説明した。

第9回アジア冬季競技大会が終わりに近づく中、来賓の胸はさまざまなピンバッジで飾られている。ピンバッジの交換により、各国及び地域間の文化の意思疎通と感情の交流が強化された。陳氏は、「アジア冬季競技大会のピンバッジを渡すことで、哈爾浜は世界に都市の名刺を渡した」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月14日

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