新疆維吾爾(ウイグル)自治区托克遜県文化体育広播電視・旅遊局の職員である縁艾克拜・克依木氏によると、吐魯番(トルファン)市第4回全国文化財調査チームはこのほど托克遜県内で、新たに大型墓群を発見した。円形石積墓と四角形石積墓の2種類があり、敷地面積は1万平方メートル以上。これらの墓群は2つのエリアに分かれ、200基以上の墓がある。吐魯番盆地で保存状態が現在最も良好な、地表の跡がはっきりした早期人類公共墓地だ。実地調査と専門家の認定によると、主に戦国から秦・漢の時代のもの。
克依木氏は、「これは古代遊牧民族の生活、移動、埋葬に適した場所で、中央アジアの草原地帯に分布する事が多い。多くは谷間や沢の出口周辺の地形が平坦な地域に見られる。同遺跡の発見は、吐魯番盆地の早期人類の生活状況と、草原シルクロードの遊牧文明交流の研究に対して重要な意義がある」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年5月12日
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