2026年世界人工知能(AI)大会ならびにAIグローバルガバナンスハイレベル会議が17日~20日、上海市で開催される。
清華大学コンピューター学科の蘇航副研究員は、「エンボディドAIは新しい概念ではなく、学界では以前から、非エンボディドAIとエンボディドAIという二つのAI発展路線が区別されていた」と話した。蘇氏によると、ここ2年でエンボディドAIには重要な変化が見られるが、その中核的要因は基盤モデルの急速な進歩にある。大規模言語モデル(LLM)によるアルゴリズム能力の飛躍的向上を背景に、エンボディドAIは各分野へ浸透しつつある。
国家・地方共同設立の人型ロボットイノベなどーションセンターと華為(ファーウェイ)は19日の同会議において、中国初となるエンボディドAI実習場のモデル拠点を共同構築したと発表。同センターの首席科学者である江磊氏によると、今のエンボディドAIの訓練は主に固定された単一環境で行われているが、このモデル拠点は屋内環境と生産現場の両方への対応と、「進化」可能なエンボディドAIのフルプロセス開発エコシステムの構築を目指している。
大暁ロボットは会議で、端末側ネイティブのダイレクトドライブ世界モデルと複数の業界向けソリューションを発表した。同社の王暁剛CEOは、「ロボットが垂直分野の具体的なシーンで自主的に作業を行い、真の生産価値を生み出すことを目指している」と述べた。
上海のロボット企業の颯智インテリジェント(Sage Intelligence)は本体製造に加え、エンボディドAIインフラの構築にも力を入れている。同社創業者兼CEOの張建政氏は会議で、産業現場向けエンボディドAIワールドモデル「玄枢・WASMワールドモデル」を発表した。このモデルは、視覚、動作、力制御などといった多様な産業用センシングデータを深く融合・学習させることで、ロボットの人間のような「思考」をサポートする。
智元(Zhiyuan)のパートナーであり、上級副総裁かつエンボディドAI事業部総裁の姚卯青氏は、「モデルが知能の創発の出発点を決定し、データがその終着点を定義する。私たちは知能の創発が必ず来ると確信している。それは単なる時間の問題に過ぎない」と語った。
商湯科技(SenseTime)の董事長兼CEOの徐立氏の見解では、技術のブレークスルーや実装とは突然の大きな衝撃として起こるものではなく、日々着実に、そして気づかないうちに真の意味で浸透が進む過程を指す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2026年7月20日
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